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まんが感想:『新耳袋アトモス 2016年2月号』「ホラー専門の漫画雑誌。今回で休刊です」

まんが感想
12 /20 2015


新耳袋アトモスの冬号。読了。

今回で休刊ということで、内容も最後を意識したものがいくつかあり。
『アウターゾーン リ:ビジデッド』は、その昔ジャンプで掲載したものを思い出すような読者への別れから続く、最終回ネタな楽屋落ち話。

『新耳袋』を漫画化したものでは、読者が実話怪談集『新耳袋』を読んで遭遇した怪異の話を持ってくるなど色々とお別れムードが満載。

しかし、こうやってホラー作品を雑誌でたくさん読むとホラーと一口に言っても色々とあるんだなと気づかされる。
『アウターゾーン』は奇妙な味の作品だし、『新耳袋』は実話怪談。

読みきりの『案山子村』はゴア描写全開のスプラッタものだし、『断章のグリム』もスプラッタ描写が強めだけど物語の基本構造はライトノベル的、少年漫画的な形で進んでいくからな。

ホラーって恐怖を煽るもの以外にも、シュールギャグ紙一重なものでもそう呼ぶからな。
この雑誌でも、過去にはそれっぽいのがいくつかあったし。

ホラーは映像にすると、スプラッタ描写がきついものはさらにギャグ紙一重になることが多いからな。『道化死てるぜ!』とか。
ホラーは奥が深い。

今回で休刊というわけだけど、『アウターゾーン リ:ビジデッド』『SIREN』『断章のグリム』は今後は「画楽ノ杜」でWEB連載するようです。
『断章のグリム』のコミカライズには満足しているので、引き続き楽しみにしています。
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まんが感想:『新耳袋アトモス 2015年12月号』「『断章のグリム』の第2話がセンターカラーで掲載。巻頭カラーは『アウターゾーン リ:ビジテッド』」

まんが感想
10 /20 2015


新耳袋アトモスの秋号、読了。

ざっと読んだので感想。
自分は前号から『断章のグリム』目当てで買っているものの、今回もけっこう楽しめたな。

『断章のグリム』は前回に続いて紹介回。ロッジでの話が中心。
颯姫ちゃんの〈食害〉はイラストにするとやはりエグイな。耳元がざわざわする。

しかし、まだ風乃さんも出てきていないし、このペースだと次の回も〈断章〉の説明で終わりそうなんだけど。
(まあ、1巻は〈断章〉の説明したらあとは事件が起きてそれを解決ってだけで終わるけどさ)

で、巻頭カラーの『アウターゾーン リ:ビジテッド』なんだけど、これがとても面白い。

訪問販売員のミザリィが、ある連続殺人事件の犯人の家に何かを売りに来た。
その90分後、どこかの地下室でふたりの男が目覚める。どうやらそこは連続殺人犯が使っている拷問部屋のようなのだが、記憶を失っている彼らはなぜここにいるのかわからない。

ふたりはどうやって脱出するかと相談するも、片方は鎖で繋がれており、ドアも施錠されている。
その上、記憶のないふたりには相手が信用できる人物か確信を抱けないでいた。

過去の被害者はすべて女性なので、男を誘拐するとは思えない。ふたりのうちどちらか、あるいは両方が殺人事件の犯人という可能性もある。
そうこうしているうちに部屋に何者かが近づいてきて……。

とまあ、『SAW』のようなソリッドシチュエーションスリラー。オチも含めて、これは面白かった。綺麗などんでん返しだね。
彼ら二人は何者なのか。そして、ミザリィが売った商品はなんだったのか? と謎を引っ張っていき最後の最後まで楽しませてくれる。

爽快感あふれるすっきりした終わり方など、昔楽しんで読んでいた『アウターゾーン』を思い出させるなあ。
(当時の単行本いわく、作者は基本的にはハッピーエンドで物語を終わらせる傾向にある)

その他にも、前号でも楽しめたホラー漫画家の半生を描いた漫画『怪奇まんが道』は今回も興味深い。
今回の漫画家は犬木加奈子先生。

ホラー漫画をまったく読んでいない自分でも、イラストだけはどこかで見たことあるというくらいに有名な作家さん。
90年代ごろの本屋の雑誌コーナーでは何度も見かけたことある人だよなあ。

あとは、引き続き連載中の『SIREN』やら『新耳袋』やら『五分後に意外な結末』なども掲載。
次の発売は12月らしいので忘れないようにメモ。

まんが感想:『プラスティック・メモリーズ Say to good-bye』「ミチルとザックを主人公にしたアニメ版のサイドストーリー」

まんが感想
08 /25 2015

アニメが好みだったので漫画版も購入。『プラスティック・メモリーズ Say to good-bye』

アニメのサイドストーリーという感じで、漫画版はアニメ1話の1年前から物語が始まる。
そのため、話はツカサやアイラではなく、サブキャラのミチルとザックが中心になって進んでいく。

アニメ版は人工の心を搭載した人型ロボット、ギフティアの回収という設定がとても自分の好みに合っていたのだが、料理の仕方がいまひとつ好みと違っていたという評価に困る作品だった。

漫画版でもそれはけっこう同じであり、やはり死神もの(死ぬまでのあいだに何をするか)に雰囲気が近いのだが、同室のミチルに気を使うザックやギフティアの所有者への交渉の仕方など、アニメよりはややロボットものとしての面白さが増えている気がした。

エピソードは大きく分けてふたつ。
回収を拒否する持ち主と、ギフティアがいなくなったあとの生活を心配される持ち主の話。

前者のエピソードはアニメでも似たようなものがあったものの、後者の回収エピソードはとても好みにあっていた。
持ち主はギフティアを恋人(妻)として扱っており、新しいギフティアを買うことを拒否するのだが、次にくるのは妻の代わりではなくふたりの娘であるというのは設定を上手く扱っている。

このエピソード自体は好みなのだが、やはり気になるのがこの世界におけるギフティアとの恋愛模様。
二番目の回収エピソードのおじさんは完全にギフティアを伴侶として捉えており、新しくやってくるギフティアも娘として受け入れるのだが、このような事例がこの世界でどれくらい当たり前のことなのかということが気になってしかたがない。

個人的には、そういう「ロボットとの恋愛は成立するのか?」という問題はこの種のジャンルの作品としては語らないわけにはいかないテーマだと思うので、そこらへんをもうちょっと掘り下げて欲しいというのが正直な感想。

とまあ、自分が一番気になるところは語られなかったものの、AIものスキーとしてはけっこう楽しめた。
アニメではほのめかされるだけだったミチルとザックの関係も丁寧に描かれて完璧に仲良し姉弟になっていたので、アニメ版の補完という意味でも十分に満足できる。

2巻以降はアニメ版と時系列を同じにしたものになるらしいので、続きも楽しみ。

――――――
感想リンク。
・アニメ感想:『プラスティック・メモリーズ』
・ラノベ感想:『プラスティック・メモリーズ ―Heartfelt Thanks―』

まんが感想:『新耳袋アトモス 2015年 9月号』「今号からライトノベル『断章のグリム』がコミック化。漫画版の雪乃さんは絶対領域可愛い」

まんが感想
07 /22 2015


『新耳袋アトモス』の夏号読了。
どうでもいいけど、アマゾンだと『コミック特盛』とだけ書かれているので正式名称が『新耳袋アトモス』でいいのかちょっと迷った。

と、いうわけで読んでみましたよコミック版『断章のグリム』
雪乃さーん! 颯姫ちゃーん! 夢見子ちゃーん!

とまあ、口を開けば雪乃さん可愛いとか、夢見子ちゃんは漫画版でもいつものポーズとか、颯姫ちゃんがロリっててハイエースの危機という感想しかない自分。

予想通りといえば予想通りだけど、最初の出会いと事件だけで1話は終わりか。
原作は神狩屋さんのうんちくと白野くんとのディスカッションがひとつの売りなものの、漫画だと台詞の関係でそれは出来ないだろうし、案外あっさりと一巻分が終わりそうだ。
(『断章のグリム』は童話や民間伝承や都市伝説などのうんちくで五分の一くらいのページを使っている小説です)

個人的注目ポイントとしては、雪乃さんの衣装が微妙に変更しているところ。
原作ではスカートの下にズボンはいているのに、漫画版では生足だぜ! 絶対領域が鬼可愛いぜ!
ヒャッホー!

あとはまあ、〈雪の女王〉発動時の演出がじつにイラスト映えするようになっていてそこらへんは満足。
「傷」が「痛」になり「炎」となるところは、『化物語』を思い出すな。

自分はいままでこの雑誌を買ったことがなかったので知らなかったけど、『アウターゾーン』の新作が掲載されているのもこれだったのね。
この雰囲気、懐かしいなあ。昔ジャンプで掲載されていたの読んでいたし、単行本も全巻持ってるよ(歳がばれるな)

あとは、怪談掌編の傑作『新耳袋』から8巻の『近道』と9巻の『アンティークドール』が漫画化されていたり、伊藤潤二先生へのインタビューを漫画化したものがあったりと、ホラーにあまり詳しくない自分でも知っている名前がちらほら。
季刊とはいえ、こんなにマニアックな漫画雑誌が世の中にはあるんだなあと感心したりなんだり。

とりあえず、1話の時点では『断章のグリム』、というか雪乃さん可愛いで満足出来たので次も買う予定です。

――――――――――
感想リンク。
『断章のグリム』1巻
『断章のグリム』2巻
『断章のグリム』3、4巻
『断章のグリム』5、6巻
『断章のグリム』7巻
『断章のグリム』8,9巻


『まんが感想』:『キン肉マン』125話。「ここ最近、一番楽しみにしている漫画です」

まんが感想
04 /14 2015
キン肉マン 50 (ジャンプコミックス)キン肉マン 50 (ジャンプコミックス)
(2015/04/03)
ゆでたまご

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はい、どうも。
まだまだ大忙し真っ最中なものの、慣れたというか吹っ切れたというかで微妙に落ち着いてきたような気がしないでもない今日この頃です。
ぼちぼち更新ペースを戻したいなあということで、ちょいとリハビリがてら感想でもば。

●『キン肉マン』
ここ最近の週の楽しみそのいくつか。
新シリーズで七人の悪魔超人が再登場してからやたらと盛り上がっていたものの、そっからずーっと息切れなく面白さが続いているあたりが異常。
展開の先の読めなさは、さすがのゆでたまご先生だと思う。

完璧・無量大数軍との戦いでロビンマスクが負けたのもかなり衝撃的だったのに、そこから続く悪魔将軍と悪魔騎士の登場から神たちとの三つ巴にまで繋げるとか、どこまでも風呂敷広げていくし。

ちょっと前まではロビンマスクを破ったキン肉マンネメシスがボスクラスかと思っていたのに、いまや一番の下っ端ポジションになっているあたりがいろいろとおかしい。
なんだこの、インフレともまた違う強大な敵の出し方の上手さは。

ここ数話のアシュラマンの全力を出し切った敗北もかなり胸熱だったのに、最新話も激熱。
ブロッケンVSサイコマン、バッファローマンVSガンマン、テリーマンVSジャスティスマン、ネメシスVSラーメンマンと対戦カードが無茶苦茶すぎる。
バッファローマンは普通に勝ちそうだけど、それ以外の正義・悪魔超人が全員負けそうというところが半端ない。
どう考えても重要キャラっぽいサイコマン相手だとブロッケンは絶対に勝てないだろうし。
ザ・ニンジャあたりから超人血盟軍の話が出ているので、このままバッファローマンにバトンタッチする展開になるんだろうか。

あんま関係ないけど、このニャガ笑いの人の声は二又一成(キン骨マンの声)でしか再生されない自分がいる。
キン肉マンではよく出ている声優だし、あの声でニャガニャガってピッタリだし。

そして、ネメシスと戦おうとするウォーズマンを止めたラーメンマンは、過去の超人オリンピックを思い出すと明らかな死亡フラグ。
ラーメンマンは過去にウォーズマン戦でキン肉マンへの援護射撃に徹しただけに、今回もそうなりそうだよなあ。
ラーメンマンはブロッケンにもウォーズマンにもバッファローマンにも関連があるので、敗北する話も盛り上がりそうだし。

個人的には、ジャスティスマンとテリーマンの勝負が一番意外だったな。
アシュラマン繋がりでサンシャインが出て負けると思っただけに、このカードはかなり予想外。

いままでの『キン肉マン』だと、じつはテリーマンってどの戦いでも生き残ってきただけに、
(魔雲天、アシュラマン、はぐれ悪魔超人コンビ、ヘルミッショネルズ、キング・ザ・100トンなど)
この敗北したら死んじゃいそうな戦いに挑むとは思わなかった。

それにしても、すでにジャンクマン、ザ・ニンジャは戦闘不能が明言されているが、ブラックホールはどうなるのだろうか。
ペンタゴンに変身した謎が放置されているものの、敵が強すぎて出ても絶対に勝てないだろうし。
うーん、気になる。

そんなこんなで、じつはいま現在一番続きを楽しみにしている漫画です。
無料で読めるから、肉好きは絶対に読もう!(宣伝)

(リンク:週刊プレイボーイ web comic)

fujimiti