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『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』4巻 感想。

ラノベ感想
07 /30 2013
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(2012/03/16)
渡 航

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『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』4巻。
アニメ版では、7,8話。キャンプ場での話しに相当します。

原作からカットされたエピソードで、重要なのは以下のものでしょうか。

・夏目漱石の『こころ』に関する話。
・由比ヶ浜との夏休みにやりたいことの約束。
・八幡の「そのうち」という態度。

この中で、『こころ』の話題は小学生たちの問題に使われました。
『鋳型に入れたような悪人は世の中にあるはずがありませんよ』
というものです。

残りふたつの、由比ヶ浜の約束と八幡の態度はかなり重要なものです。
アニメでも原作でも、八幡は戸塚などに、

「テニスしようよ」
「そのうちな」

と、自分から連絡する気のない『そのうち』を連発していました。
アニメではさらりと流されている場面ですけど、原作によると、八幡はこういった誘いをすべて社交辞令だと受け取っています。

意気揚々と相手に連絡をとっても断られる、いざ足を運んでも気まずい思いをするという苦い経験を何度も繰り返した結果、八幡はこういった誘いに答えなくなりました。
それは、相手が戸塚でも由比ヶ浜でも同じことです。

この4巻で八幡は、由比ヶ浜とも約束ともいえないくらいの軽い『そのうち』を口にしました。
いつものように、ただ口にしただけの『そのうち』でしたが、由比ヶ浜は自ら動き、八幡とカレーを食べ、水遊びをし、合宿に来て、肝試しと花火をしました。
さらには、5巻ではふたりで遊びに行くということまでし、見事に夏休みのあいだにやりたいこと、という目的をかなえました。

この由比ヶ浜の行動は、6巻で語られる、『待たずにこちらから歩み寄る』ということでしょう。
八幡がまったく行動をしないために、由比ヶ浜のほうからアプローチをかけたということですね。

この作品は、本当に登場人物の行動が一貫していますね。
ずっと前の行動が先々にまで影響するなど、とても上手いです。

この他にも、原作だと葉山が好きな人のイニシャルを喋ったり、『ヒキタニくん』が『比企谷くん』に変わったシーンがより印象的になっているなど、重要なエピソードが多い巻でしたね。

とくに、葉山から一目置かれるようになったのは大きな変化でしょう。
雪ノ下雪乃のそばにいる彼を意識するようになった、といったところでしょうか。
(BL的な意味にあらず)

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感想リンク。
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』1巻 感想。
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』2巻 感想。
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』3巻 感想。
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』5巻 感想。
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』6巻 感想。
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』7.5巻。感想。
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』8巻 感想。

・アニメ感想『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』その1。
・アニメ感想『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』その2。
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