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『ソード・ワールド2.0サプリメント プレイヤーズ・ハンドブック ユーレリア博物誌』感想。「美姫システムは完全にギャルゲーだろう」

TRPG:SW2.0
12 /24 2013

とりあえず、読みふけったので感想でも書きます。『ユーレリア博物誌』

●『ユーレリア追加データ』
主に流派と、追加アイテムについて紹介された項目です。

・『流派』
ユーレリア地方の新流派10×3の秘伝が追加されたのもさておきながら、『イグニスブレイズ』のデータを適用した『フェイダン博物誌』『ザルツ博物誌』の秘伝が掲載されているのが大きいでしょう。

これによって、文字通り愚か者としか呼べなくなっていた愚剣さんがちょっとだけ使いやすくなったりなんだり。
(『イグニスブレイズ』を適用すると、なぜか受けるダメージだけが増えるという残念流派だったのに、与えるダメージが上昇するようになった)

データの改変以外にも、いくつか追加の秘伝も登場。
けっこう必要名誉点や前提特技が増えている秘伝があるな。
このあたりのデータは、グループSNEのHPにも掲載されていますので、気になるかたはそちらもチェック。


新流派はどうでしょう。
今回から、非戦闘時の流派という変り種もふたつほど追加。

なんとなく、流派は戦闘でしか使わないイメージがあったので、これはちょっと意外だったな。
これによって、ミアキスがさらにスカウトとして有用になりそう。美姫データのグゥさまといい、愛されてるなあ、猫。

ほかにも、投げっプラー待望の投げ流派とか、取得すると名誉点が減少する流派などいろいろ。
投げでカウンターできるのは嬉しいなあ。
やろうと思えば、ペナルティくらった相手を延々投げ飛ばすことも出来そうだな。

両手に盾を装備できる流派も登場したので、これで防護点40オーバーも夢じゃなくなったな!
(そこまで上げる必要があるかどうかは別問題)

個人的には、竜を崇拝する邪教団のドラゴンオーダーがいるんだから、ドラゴンを強化する流派があったら面白かったのにと思わなくもない。

『ミストグレイブ』にはドラゴンライダー用の流派があったので、ユーレリア地方でもそういったものがあってもおかしくないだろうし。


・『アイテム』
武器防具や、地方の名産品がいくつか紹介されています。

装備品は流派装備が中心になっているので、PCを徹底的に強化するという意味ではそれほど有用ではない。
カウンターの命中を上昇させる防具やら、強化された魔香草があったりとそこそこ便利なアイテムは掲載されている。

目玉商品は、戦勝神ユリスカロアの祝福を受けたアイテムでしょう。
前々からリプレイや小説などでたびたび登場していたものの、ついにデータ化されたりなんだり。

おなじみの割れやすいことによって買い替え需要を望んでいる壺やら黄金水など、怪しいアイテム満載。
これを買って、きみもユリスカロア信者になろう!


●『ユーレリアガイド』
ユーレリアの国や都市、名所、難所などが紹介されています。

13+αな国やら組織があるので、データはかなり多め。
こうやって小さな国がいくつも集まっている場所を見ると、無印SWのころのテンチルドレンを思い出すなあ。
(それは、ザルツ地方にある自由都市同盟のほうが近いか)
もっとも、ラクシアだと周辺地域のほとんどを蛮族に支配されているので、どこも似たようなものなんだろうけど。

ユーレリア地方が舞台となった小説『堕女神ユリス』シリーズや、リプレイ『ルーン・うぉーかーズ』のネタも色々と登場。
『ルーン~』はまだ完結前だからかネタは少なめだったけど、『堕女神』のネタはかなりあったな。

当然ながら、ザウエルら3人にユリス、さらにはジェダもNPCとして紹介されている。
時間軸が小説完結後なので、当然ながらネタバレ全開だけど、読んでいる人にはとても楽しめるよなあ。

小説では語られなかったジェダの設定がちょっとだけ書かれていたり、姫様がウサギさん抱いていたりといろいろ。
(あれ、小説読んでいない人はハテナだろうなあ)

さらにはドラゴンオーダーの紹介のところで腰みの族のことに触れられていたり、百変化さんがフェイダン地方から出張してコメントしていたりとネタ満載。

この見出しについているコメント欄は好きだなあ。博物誌シリーズではおなじみだけど、毎回ながら面白い。
『フェイダン博物誌』でも『滅びのサーペント』のみなさんがコメントしているし、『ザルツ博物誌』でも、『たのだん』のメンツがコメントしたりしているからね。


●『ユーレリアの美姫たち』
おそらくは『ユーレリア博物誌』の目玉であろう、美姫キャンペーンの説明です。

剣のかけらを贈ってお姫様から気に入られようという、どこのギャルゲーじゃという感じのステキ仕様なキャンペーン用データ。
基本的には地域制圧シミュレーション的なものなんだろうけど(外交中心なので、『信長の野望』か?)、姫様たちのインパクトですべて消し飛んだ。

13人の姫すべてを別のイラストレーターが担当し、1P使って全身イラスト、技能、経歴、性格、好きな食べ物などを紹介しているとか、かなり全力投球。

登場する姫君たちも、王道ぽやぽやお姫様から、姫騎士、人外ロリ、人妻、人魚に未亡人といろいろ取り揃えましたといった感じの多種多様なヒロイン勢に圧倒される。

姫の紹介やら、仲良くなると得られる恩寵のデータなど、そこかしこで頭のゆるい悪ノリが感じられて、なんというか大好き。

お気に入りは、当然ながらグレイマルキン(つい、グレイターキンとタイプしそうになる)のグゥさま。
好きな色「まぐろのお腹」、夢は「まぐろの海」という不思議系猫少女(ただし【ポリモルフ】)
幻獣なので実年齢は300歳以上とか、いまは9歳の少年国王の遊び相手になっているとか、ピンポイント爆撃人外ロリババアすぎる。肉球ぷにらせろー!

次点は、邪教団のプリンセスで痴女いボンデージファッションさせられているジーア。(12歳)
その次は、寿命の短いハイマンゆえに研究に没頭しているメラニーかなあ。

ジーアは12歳なのにライダー技能13とか、どんな化け物だよ。
無印のころと違って年齢が低いことによる能力値のペナルティはないとはいえ、とんでもない経歴だな。

この美姫システムは、笑ったりなんだりで読んでいるだけでいろいろテンションが上がる。
ぽっちゃり系ヒロインならまだしも、温泉宿を経営している41歳(人間)の未亡人女将がいるあたり、スタッフの本気が感じられるもんな、これ。


姫以外の部分に注目しても、ゲームとして普通に面白そう。
地域制圧型のゲームらしく、さまざまな思惑の国が用意されている。

地方中の国を統一しようとしているユレヒトや、教義を広めようとしているドラゴンオーダーなど、野心満載のところやある程度平和的な場所に加えて、やろうと思えばリーンシェンク地方やシエナクェラス地方にまで足を伸ばせるからな。

ここら辺は、『信長の野望』だよなあ。
どこを拠点にしてキャンペーンを始めるかで、いくらでも楽しめそう。

一番大きな国であるユレヒトを中心にして統一を目指すか、あえて弱小国を中心にして奮戦するか、はたまたユリスカロア様の信仰に目覚めてユーレリア中に信者を増やしていくなど、遊べる要素がとても多そう。

東西には蛮族領やら巨大な帝国があるので、下手をすればそれに侵略されるというタイムリミット要素もあるし、ネタは尽きないな。


●『ユーレリアの魔物たち』
ユーレリアだけに生息する、特殊な固有種たちの紹介となっています。

今回は『フェイダン博物誌』や『ザルツ博物誌』に比べると、魔物データはやや少なめかな。
下はレベル2から、上は14までそれなりの幅があるとはいえ、20体ほどしか掲載されていない。

データも固有種のみで、他二冊の博物誌のような名前ありの魔物はなし。
『ザルツ博物誌』では名前ありの魔物がたくさん出ていたので、それを倒していくキャンペーンが展開できたりもしたんだけど、今回はそういったものもないからな。

上記の美姫システムを導入するとなると、蛮族との戦いよりも人間との戦いが中心になりそうだな。
地理的にも、ユーレリア内陸部は蛮族の数が少なめらしいので、蛮族倒せば英雄だ! な『ザルツ博物誌』とは住み分けが出来ているといえばいる。

固有種での注目株は、小説『堕女神ユリス』シリーズでも登場したウォードラゴンでしょうか。
14レベルのこいつらを50体も倒したとか、フォルトベルクの冒険者はどんだけ強いんだよ。

ほかにも、おなじみドゥームくんが一体追加されていたり、竜にゆかりがある地だからかちょっと強いドラゴネットのデータも掲載されている。


こんなところでしょうか。
さすがに、三冊目ともなると単純に強い流派技は少なくなってきたかな。
1冊目は純粋な戦力アップ、2冊目で変化球とより直球なものときて、これだからね。

微妙な技能の底上げなど、作ろうと思えばいろいろと作れるから流派データは面白いな。
非戦闘時の流派も掲載されたので、さらなる展開に期待大ですとも。


そういえば、『ユーレリア博物誌』から紹介しちゃったけど、まだ『フェイダン博物誌』と『ザルツ博物誌』を紹介していなかったな。
時間を見つけて、そのうち感想を書きます。

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感想リンク。
『ソード・ワールド2.0ノベル 堕女神ユリスの奇跡』感想。
『堕女神ユリスの危機』『堕女神ユリスの栄光』感想。
『ソード・ワールド2.0リプレイ ルーン・うぉーかーズ』感想。
『ソード・ワールド2.0リプレイ ルーン・うぉーかーズ』2巻 感想。

『ソード・ワールド2.0 ルールブックⅠ(改訂版)~Ⅲ』感想。
『ソード・ワールド2.0 ルールブックⅡ(改訂版)』感想。
『ソード・ワールド2.0 ルールブックⅢ(改訂版)』感想。
『ソード・ワールド2.0 ルールブックEX』感想。
『ソード・ワールド2.0 バルバロスブック』感想。
『ソード・ワールド2.0 ラクシアゴッドブック』感想。
『ソード・ワールド2.0サプリメント アルケミスト・ワークス』感想。
『ソード・ワールド2.0サプリメント バルバロステイルズ』感想。
『ソード・ワールド2.0サプリメント ウィザーズトゥーム』感想。
『ソード・ワールド2.0サプリメント カルディアグレイス』感想。
『ソード・ワールド2.0キャラクター&データブック イグニスブレイズ』雑感。
『ソード・ワールド2.0キャラクター&データブック イグニスブレイズ』感想。
『ソード・ワールド2.0アイテム&データブック ルミエルレガシィ』雑感。
『ソード・ワールド2.0アイテム&データブック  ルミエルレガシィ』感想。
『ソード・ワールド2.0 ルール&データブック フォルトナコード』感想。
『ソード・ワールド2.0サプリメント エイジ・オブ・グリモワール』感想。
『ソード・ワールド2.0ツアー(1) ルーフェリア』感想。
『ソード・ワールド2.0サプリメント プレイヤーズ・ハンドブック ザルツ博物誌』感想。
『ソード・ワールド2.0サプリメント プレイヤーズ・ハンドブック フェイダン博物誌』感想。
『ソード・ワールド2.0サプリメント プレイヤーズ・ハンドブック ダグニア博物誌』感想。
『ソード・ワールド2.0サプリメント プレイヤーズ・ハンドブック ディルフラム博物誌』
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