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『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』感想。「丁寧な伏線が楽しめる子供向けアニメ映画の名作」

映画感想
11 /30 2014
魔女っこ姉妹のヨヨとネネ(サントラCD付き Blu-ray限定版)魔女っこ姉妹のヨヨとネネ(サントラCD付き Blu-ray限定版)
(2014/06/25)
諸星すみれ、加隈亜衣 他

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映画見たい症候群だったので、積んでいた映画を崩す。
『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』です。

評判良い作品だけど、ようやっと見れた。
これがとても面白い上に、めっちゃんこ自分好みの作品だった。

内容については、褒め言葉として非常にわかりやすい子供向けアニメ映画そのもの。
ふとしたことで魔の国から魔法使いのヨヨがこちらの世界にやって来てしまい、帰るために奮闘するというもの。

ヨヨがなし崩しに両方の世界で起きている異変を解決することになったり、死者は死んだままというこちらの世界の概念を理解するようになるなど、じつに子供向けアニメとして丁寧に作られている。

そういった異世界召喚冒険ものやリリカルな部分も面白かったんだけど、伏線もまた一級品。
個人的には子供向けアニメでも手を抜かず、いや、むしろ子供向けアニメだからこそ伏線をバリバリに張って大人が見ても楽しめるようにしているほうが好みなので、この作品も大好きです。
(大長編『ドラえもん』とか、伏線バリバリだから何度見ても楽しめるし)

例をあげると、

ヨヨが車に轢かれそうになった子供を助けたので、親がお礼をする。
⇒なぜそこまでお礼を言うのかをヨヨが理解していない。
⇒魔の国で死んだカエルが生き返る。

と、こうやってカエルを蘇生させて『魔の国では死者を蘇らせることが出来る』という設定を見せることで、少し前に見せたヨヨの態度の理由を言葉ではなく展開と演出で説明している。

これで視聴者に、魔の国とこちらの世界では理が違うんだよと説明したあとで、さらに死にまつわるエピソードを積み重ねるからね。自論である、「伏線とは、設定の多重活用である」を見事に描いてくれた。
これは考えるだけなら簡単だけど、ちゃんと不自然さをなくしてやれている作品は少ないからなあ。

死を理解した瞬間の悲しみというネタは子供向け作品ではお馴染みだけど、それをたんなるお涙頂戴にせず、ちゃんと伏線にしているところも高評価に繋がったんだろうな。

これ以外にも、すばらしい伏線が目白押し。
こちらの世界では魔力が散ってしまうので、魔の国の住民はいずれ魔法が使えなくなり髪も黒くなってしまう。
それが魔の国からやってきたナオさんの髪が黒くなったことの説明になっているし、さらには彼女が何をしようとしていたのかという物語の根幹に関わる謎に直結していくなど、すべての展開が結びついていく様は伏線スキーである自分としては見ていて大興奮でしたとも。

伏線もさることながら、アクション部分の演出もとてもケレン味に溢れていたので好みだった。
ヨヨは魔力が無尽蔵だから魔力計で計れば最低でも250%は出るとかよくわからん説明をしておいて、ラストで450%という数字を出して「ほいっ」とあっけらかんに地球を救ってしまうところなど、カタルシスに溢れているし。

この、呪文の「ほいっ」も好きだなあ。
これのおかげで、序盤から魔法を使うことが当たり前すぎるヨヨと魔法がないこちらの世界との差とか、魔法が使えなくても走れるだろというラストにと、綺麗に展開が繋がっているし。

そしてそして、ヨヨの服装がエロすぎる!
伏線すごいよねって感想を書いておいてなんだけど、これは言及しないわけにはいかないので書くよ!

魔の国では幼稚園児くらいの幼女なのに、こちらの世界に来たら成長しちゃって、でも服の裾はそのままの長さの寸足らずとかね。
生足むき出しなショートパンツに(たぶん)ノーブラタンクトップとか、あわや放送事故だし。

こういうアニメをそんな目で見ちゃだめなのに! と思うけど、くそエロいので仕方ない。
魔法による衣装チェンジで体操服やらチャイナ服が登場するのも見逃していないからな!

そんなわけでいろんな意味で気力を充電できましたとさ。満足。
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