FC2ブログ

ラノベ感想:『プラスティック・メモリーズ ―Heartfelt Thanks―』「アニメ、漫画、ゲームと多岐に渡って展開しているAIものラブストーリーの短編小説集」

ラノベ感想
09 /14 2016


電撃文庫、林直孝(MAGES.) 著『プラスティック・メモリーズ ―Heartfelt Thanks―』読了。

2015年の4~6月にアニメが放送され、来月にはゲームも発売する『プラスティック・メモリーズ』の小説版短編集。
ターミナルサービスに勤める人たちを主人公にした五つの短編であり、それぞれツカサ視点、ザック視点、シェリー視点、コンスタンス視点、アイラ視点でターミナルサービスの通常業務の物語が描かれている。

アニメではツカサとアイラのラブストーリーが中心でAIものとして重要であるギフティア(心を持ったアンドロイド)を「モノ」として扱う描写が少なかったのだが、この短編ではアニメよりも少しだけ踏み込んだ描写がなされていた。

ミチルとザックの話では山に捨てられて六年間放置されていたギフティアが描かれており、ヤスタカとシェリーの話ではロボットであることを隠してアイドルをしていたギフティアの話が出てくるなど、どちらもギフティアの「モノ」としての側面が大きく取り扱われている。

個人的には、AIものの面白さは「その作品で、人型ロボットはどこまで人間に近い存在なのか?」という部分が肝だと思うので、こういった短編が読めたことはとても満足いくものだった。

もちろん、ツカサとアイラのラブストーリーも健在。
アニメ版の全話を脚本した人が執筆しているだけあって時系列などのリンクも完璧。

特に最後の話はアニメ版最終回の冒頭で触れられていたアイラが日記を書かなくなったきっかけとなるあるギフティアとの別れを描いたエピソードなので、読み終えるとアニメ版の感動がより深くなる。

アニメ、漫画版と雰囲気が完璧に同じなとても良いノベライズなので、アニメ版が好きだった人なら間違いなく楽しめるでしょう。
来月発売するゲーム版も楽しみです。



――――――
感想リンク。
・アニメ感想:『プラスティック・メモリーズ』
まんが感想:『プラスティック・メモリーズ Say to good-bye』
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

fujimiti