ラノベ感想:『ニアデッドNo.7』「『エスケヱプ・スピヰド』作者の新作。不死者たちによるハイスピードアクション×ビターロマンス」

ラノベ感想
10 /31 2017

電撃文庫、九岡望著『ニアデッドNo.7』読了。
『エスケヱプ・スピヰド』でデビューした作者の最新作。

うむ、面白かった。
この作者といえばデビュー作からハイスピードバトルが売りになっていたのだが、今回もそれは健在。

ニアデッドと呼ばれる死者たちが人知れず世に害なすアンデッドどもを駆逐していくという、この手の都市伝説系バトルものの形そのままで進んでいく。

前作の『サムライ・オーヴァドライブ』はちょいと路線変更してラブコメ要素が強くなっていたものの、今回はデビュー作の『エスケヱプ・スピヰド』と同じような血みどろ×チャンバラ×ビターロマンス。

ホラー要素は確かにあるが、基本はバトルアクション。
化け物が這いよってくる恐怖はあるものの、ようは映画の『プレデター』と同じで敵方の強さを強調させるためのものなのでいわゆるホラー要素が苦手な人でも問題なく楽しめる。

1巻だからか内容としてほぼ設定の説明だけで終わるものの、やはりこの主人公たちニアデッドの設定は魅力的。

ニアデッドと呼ばれる彼ら不死者は代替わりを行えるのだが、能力の引継ぎにはある条件が必要となる。

それは愛するものを殺されなければならないことだった、とまあ、ものの見事にほろ苦い。
個人的にはこういう残酷なまでのリリカルさは大好きなのでこの設定もドストライクに気に入った。

ニアデッドは七人いるのだが、それはつまり、彼ら七人全員に同じような悲しい過去があるということであるので、すでにして他のメンバーたちのエピソードが気になってくるというもの。

リーダーポジションのクールショタや引きこもりお姉さんのエピソードなんて、絶対に仲間内でネタにされているやつじゃないのそれ?


満足。
これは続刊が楽しみな作品だね。早く続き出てくれないかなー。

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感想リンク。
『エスケヱプ・スピヰド』感想。
『サムライ・オーヴァドライブ ―桜花の殺陣―』感想。
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