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ラノベ感想:『こわれたせかいの むこうがわ ~少女たちのディストピア生存術~』「第26回電撃小説大賞、銀賞受賞作。荒廃した世界でバトルあり女の子同士の友情ありなとても良きエンタメであった」

ラノベ感想
03 /11 2020

電撃文庫、陸道烈夏著 『こわれたせかいの むこうがわ ~少女たちのディストピア生存術~』読了。
第26回電撃小説大賞、銀賞受賞作。

電撃の銀賞らしく完成度が高い作品だったね。
キャラも世界設定も良し、元気な女の子コンビでバトルもありと満足度高し。

ポストアポカリプスもので、キャラクターの関係性は人間&人造人間なバディもの。
女の子同士でお互いの貧乳をネタにするようなきゃっきゃうふふはあるが巨大不明感情はほぼないので百合度は低め(だがそれが良い)

主軸は世界設定を活かした冒険もの。
戦争によって荒廃した世界。得られる情報は偏ったものしかなく、とても狭い世界で生きていた少女がラジオの知識から広い世界を知り、外へと足を踏み出していく。

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小道具の扱い方が上手い。
「人が生きていくためには水が必要」という当たり前すぎることすら知らなかった少女がラジオから流れる知識を元に一端の便利屋にまで成長。ここまでが序盤の50Pあまり。

成長した主人公が武力やはったりで盗賊や企業ともやり合えるようになったのはラジオのおかげであり、終盤に待ち受けるカタルシスもまたラジオによって引き起こされる……と、ラジオという小道具をこれでもかと使った。

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文章はこなれておりテーマの扱い方も上々。フウ、カザクラ、サミヤの三人のキャラも良しと満足度高めな一冊だったね。
続きも楽しみ。

以下余談。
自分はカラー口絵は本編を読み終わった後に見るのだが、カザクラを見て「おめえこんな美少女だったのかッッ」と戦慄したのであるよ(もっと野生児かと思った)

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fujimiti