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『火の国、風の国物語』4巻、5巻。感想。

ラノベ感想
07 /18 2012
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傑作ファンタジー小説の第4巻。
前巻がジェレイド中心だったためか、今回はアレス様無双。これでもかと、アレス様の無敵っぷりが発揮されている。
これ、読んでいて敵がかわいそうになってくる強さだな。
後ろからの狙撃にも、毒にも、人質作戦すらも効果がないなんて、卑怯じゃろ。

ラストの、圧倒的戦力差というのもバカバカしくなる4対1000の戦いなど、3巻でのフラストレーションを吹き飛ばすように、アレス様無敵伝説が発揮されました。
いやー、痛快だなあ、これ。どんだけ最強なんだよ、おい。

気になるところといえば、なぜかカラー口絵が女性ばかりだということか。
こういうのを入れるよりも、ラストの突撃シーンなどを描いて欲しいと思ったりなんだり。
まあ、その昔の『ヴィルガスト』にしても、カラー口絵でなぜか下着だったり、風呂シーンだったりというのがあったので、これも富士見ファンタジア文庫の伝等なのでしょう。おっぱいに罪はない。

そういえば、暗殺者さんが処女というのは笑うところですよね? お前、いままでどんな活動してきたんだよ!
魔法よりも何よりも、この作品で最もファンタジーなところだと思う。
処女幻想という名の、ファイナルファンタジー……恐るべし。

最後の展開をみるに、次の巻では個人的イチオシなクラウディアさまが活躍しそうなので、続きもとっても楽しみ。


・第5巻の感想。
前回の引きからわかるとおり、クラウディアさまとの旅路だけど、実質短編集。
今回はアレスとジェレイドの両方が活躍したね。

過去話でアレスとクラウディアさまとの絆を描いたり、現在の将軍であるフィリップとの因縁を描いて、下地を整えたって感じかな。

本書の見所といえば、アレス不在の戦場における、砦攻略戦部分か。
圧倒的英雄がおらず、どちらが勝つかわからない状況なので緊張感が維持できている。
砦を攻略するために色々作戦を練るんだけど、その辺の描写も細かくていいねえ。
槌で門を突破するのは当たり前。兵の数と勇猛さを頼りのごり押しなど、頭使わない戦法だけに、ジリジリと反乱軍側が劣勢になっていくのがよくわかる。
砦側も、周囲を囲む杭に泥を塗って敵の火矢に対応しているなど、生生しい戦場の息吹が感じられる描写は見事。

ラストはアレスとクラウディアさまがすべてを持っていてくれるなど、平凡な軍と軍との戦いにしても、華麗なる英雄譚としても、どちらの魅力にも富んでいる作品。
ジェレイドも、アレスの強さの秘密に気付いたっぽいので、これはもう、一気読みしか選択肢にないね。
次の6、7巻は前後編らしいので、一気に読んじゃいますか。

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感想リンク。
『火の国、風の国物語』1巻。感想。
『火の国、風の国物語』2巻、3巻。感想。
『火の国、風の国物語』4巻、5巻。感想。
『火の国、風の国物語』6巻、7巻。感想。
『火の国、風の国物語』8巻、9巻。感想。
『火の国、風の国物語』10巻、11巻。感想。
『火の国、風の国物語』12巻、13巻感想。
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