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『ソード・ワールド2.0リプレイ マージナル・ライダー』感想。

ラノベ感想
02 /08 2013
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読了。SW2.0祭りは続行中です。
いまのところ、『SW2.0』のリプレイは『拳と魔封の物語』『たのだん』『マージナル・ライダー』『聖戦士物語』『わがまま魔剣はままならない!』『滅びのサーペント』あたりを読んでいます。
この『マージナル・ライダー』はけっこう気に入ったかな?

なんか、ソード・ワールドのリプレイって『2.0』になってからけっこう小説を意識しているような気がしなくもない。
登場人物たちを英雄にしようとして、それに沿った話を用意するって感じ。

個人的には、リプレイっていうのはPC(ゲームのキャラクター)と、プレイヤー(演じる中の人)の違いが面白さのひとつになっていると思うの。
『旧SW』だと、メタ発言やらパロネタやらが多かったり、PCが死にそうになってもわりとあっさりとしていたり、仲間内で笑い合ったりと、プレイヤーの発言がかなり多かったからね。
そこらへんの傍観者的なプレイヤーの視点とPCの視点のギャップが、妙な笑いやら面白さを生み出すんだと思ってる。

『拳と魔封~』だと、PCの物語に展開が寄りすぎていてほぼ小説になっているし、『たのだん』だとプレイヤー側に寄りすぎてふわふわしすぎな上、緊張感に欠けていた。
『マージナル~』や『聖戦士物語』『滅びのサーペント』あたりは、けっこうバランスが良かったな。
戦闘や展開に緊張感があって、中の人の発言も面白かった。

やっぱり、残念なキャラが一人でもいると、それだけで面白さがぐんと上がるよなあ。
TRPGのリプレイって、ライトノベルなどのキャラクター小説とほぼ同じ立ち位置だと思ってるから、この面白さというか、キャラへの愛着ってのは重要だと思うの。

この『マージナル~』だと、主人公ポジションは最初からヒロインふたりと両手に花な状態なのに、馬フェチで女の子にまったく興味がないなど、じつに残念な性格している。
そこらへんの初期設定に加えて、サイコロによる失敗から物語の方向性がある程度決まっちゃったりと、TRPGらしい先の見えなさも面白かったな。

このゆるさと緊張感、PCの目的(というよりも、欲求)やらGMが進めたい方向性など、さまざまな要素が絡み合うから面白くなるんだろうな。
過去のリプレイでも、物欲がある人が出るとかなり面白くなったからなあ。武具を揃えたいーとか、優秀な盗賊が欲しー、みたいなの。
物欲だけに留まらず、『バブリーズ』のスイフリーみたいに、絶対に死なないよう、危なくないよう行動するみたいに、PCのスタンスが定まっているのはいいね。キャラが立ってる。

『マージナル~』は馬フェチに、金に執着するアルケミストに加えて、天然ヒロインでバランスがよかった。
『聖戦士物語』も、体は幼女、心はおっさんなルーンフォークや、子種欲しがりすぎなお姫様など、じつにぼんくらで面白い。

やっぱり、自分はTRPGリプレイをキャラ小説として読んでいるんだろうな。普通に、ファンタジー小説として面白いものね。
でも、『たのだん』で一番かわいいのは、PCじゃなくて中の人の竹さんだと思うの。というか、ブックでしょ竹さん。

これだけ面白いのに、4巻で終わっちゃったのは寂しいなあ。
もうちょっと、こいつらの活躍を見ていたかったよ。

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感想リンク。
SW2.0リプレイ、全作品紹介。
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fujimiti