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『ソード・ワールド2.0リプレイ 三眼のサーペント(上)』感想。 「『イグニスブレイズ』のデータを導入した、15レベル冒険者による最強リプレイの第三段」

ラノベ感想
02 /25 2014


『三眼のサーペント』の上巻。
今回は『イグニスブレイズ』を導入したため、大々的にリビルドが行われたな。
上下巻にわかれているので、今回はキャラメイクを中心にした感想にしてみます。
(なので、お話しに関するネタバレは書かないと思いますので、未読の方もご安心を)


まずはこれ。イラストカッケー! 
伯爵の三つ目の鎧であるイスカイアの魔導鎧は、過去のドラゴンスケイル、ミスリルプレートより好みだわ。
軽装すぎず、ゴテゴテしすぎずですっきりしていてめっちゃカッコイイ。

モノクロ挿絵のバトエルデンとペガサスとか、女帝やらジュエリィさんもカッコイイいいわ、麗しいわでたまらん。
末弥純氏すごいなあ。ファンタジー調の一枚絵のインパクトが半端ない。さすが『ウィザードリィ』の人だ。

時期が時期だからか、全体的に昨年に発売したばかりの、『イグニスブレイズ』で導入された新データのお披露目といった感じだったね。全員、なにかしら新特技を覚えて見せ場を作ろうとしているし。

ゆんとフェルデイナント伯爵はあんま変わっていないものの、
(ゆんは《鎧貫き》中心にして、伯爵は《魔力撃》《全力攻撃Ⅲ》という超ロマン選択をしたくらいだし)
他のメンバーはかなり変わったな。

その中でも特に、バトエルデン大司教はかなりいじっていたなあ。
まさか、ファイターレベルを下げるとは思わなかったよ。

いままでの2冊のリプレイでは13レベルだったのに、ここに来て10まで下げるとは。
これは驚いたし、ちょっとした寂しさもあるな。
バトエルデンは過去の小説やらリプレイなどでムキムキマッチョな神官戦士ってイメージが固まっていたから、《バトルマスター》や《マルチアクション》がなくなるのはけっこう違和感があるし。

でもまあ、ゲーム的には正しいから仕方ないのかなあ。
もともと、5人前後のパーティで戦うことを想定にしたゲームバランスなんだから、中途半端な攻撃力は無意味だし。
SW2.0だと、防御力と戦士レベルが関係していないので、壁&回復役のタンクファイターだと7まで取れば十分なんだしね。

今回取得した《鉄壁》《ガーディアン》によってよりうざくなったのは想定内だったけど、《ダブルキャスト》は意外な選択だったかな。
でもこれ、実際に大司教が使ってみると鬼だな。ルーフェリアの特殊神聖魔法の【ウォーター・シェル】って、7レベルの魔法だから《ダブルキャスト》宣言しても唱えられるんだもの。

その《ダブルキャスト》をより有効に活用するためか、ソーサラー技能まで取得してよりサポート系に特化しようとしたのかな。
(【タフパワー】やら【フィールド・プロテクションⅡ】やら【エンチャント・ウェポン】あたりも《ダブルキャスト》で唱えられるようになっているし)

こういったリビルドを見ると、『滅びのサーペント』だかのあとがきで書いてあった、
「このレベル帯は尖らせようと思えばどこまでも尖らせられる」
ってのを思い出すな。今回は支援特化ってやつ。

『双頭のサーペント』までのがNPCである湖の大司教というイメージどおりのビルド
(プリースト15、ファイター13、高レベルライダー・ウォリーダー)
だとしたら、今回の支援特化なビルドはサーペントの英雄の一員というビルドって感じなんだろうな。
おかげで、マイザールやジュエリィの手数を稼ぐことが出来るので、より安定感は増しているように感じたし。

盾も、グロリアスもエターナルロードも捨てて銀鱗とスチールハートになっていて、究極的に硬くするのではなくバランス良い仕上がりにしたって雰囲気だし。
(まあ、これは資金的な問題も含まれていそうだけどね)
そういえば、表紙の盾ってこのスチールハートかな? キャラ紹介イラストの盾はグロリアスだろうし。

他の魔法使い系のおふたりも、けっこう戦闘特技や技能が変わっていたね。
ジュエリィさんが【ヘイスト】捨ててソーサラーを伸ばしたくらいは特に驚かないけど、
(相変わらずマギテックが1というあたりもイメージどおりだし)
《ディフェンススタンス》を覚えたのは渋い選択だと思ったな。攻撃特化ではなく、バランス重視にしたのかな?
その一方で、《クリティカルキャスト》で『双頭のサーペント』のときみたいにクリティカル連発して大暴れもしているけど。

そして毎度おなじみ、強ければなんでもありなマイザールくん。
過去の例から考えて、今回も無茶苦茶なビルドしてくるんだろうなあって楽しみにしていたけど、期待に違わぬ活躍をしてくれました。
11種類も冒険者技能持ってるってなんだよ! キャラデータ見ているだけで、妙な笑いがこみ上げてくるし。

まさか、《魔法制御》を捨てるとは思わなかったなあ。お前、メインソーサラーだろうが。
それでどうやって戦うのかと思っていたけど、これまたルールの隙を突くような戦法を使ってくれたし。

《ルーンマスター》技能があるから、《魔法収束》と《魔法拡大:数》を使えば燃費は悪いけど多人数を狙えるとか、何考えてんだよ。
本当、普通では考えない無茶コンボを用意してくれるよなあ。
(バイクと収納スフィアを使ったちょっとした便利技なども含めて、本当このリプレイは目から鱗な使い方を色々と見せてくれるな)

それ以外にも、マイザールはいきなりフェアリーテイマー技能を覚えたりと、これまたハテナなビルドをしてきてくれるし。
これ、最初にデータを見たときなんで覚えたのかわからなかったんだけど、『イグニスブレイズ』を導入して古代種妖精を召喚出来るようになったからだったのか。

《ダブルキャスト》のついでに妖精を召喚して、エコーのこだまを使って魔法を連発したり、ドゥナエーの月の舞によって行為判定をやり直したりと、これまた大暴れ。
このリプレイ、なんでもありだよな。妖精召喚でこんな無茶苦茶なことをやれるなんて考えてもみなかったし。
(おかげで、妖精を召喚できる人たちには月の舞が必需品になってるし)

とまあ全員が全員いろいろな方法で大暴れしているけど、データでミスってるところもちらほらあるよね。
ゆんが《武器習熟:投擲》も《武器の達人》も持っていないのに投擲系の秘伝を使っていたり、伯爵がレベル4なのに【イニシアティブブースト】を覚えていたりと、いろいろ。
(ジュエリィさんの【アポート】も、儀式の時間満たしていないと思うし)
まあ、こんだけデータが多いだけにミスが多くなるのはご愛嬌なのかな。


キャラメイクだけ取り出しても語りたいことが多すぎるのに、本編もまた面白かった!
個人的に、上巻一番の笑撃は伯爵の信仰するキル・ヒアー様のお目こぼしでしょう。

「最高神官だから見逃してやってる」

って、それどー考えても論理が逆転してるから(笑)
(普通に考えれば、偉いから教義に反しても許されるのではなく、教義を守るからこそ偉くなるもの)

まあ、そんなこと言ったらバトエルデンだって正しい意味ではルーフェリアのことを信仰していないような気もするからこれはこれで別にいいや。(よくねーよ)

そんなこんなで、今回も色々と笑わせてもらったので来月発売する下巻も楽しみにしています。

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感想リンク。
SW2.0リプレイ、全作品紹介。
『ソード・ワールド2.0リプレイ 滅びのサーペント』感想。
・『ソード・ワールド2.0リプレイ 双頭のサーペント』感想。
『ソード・ワールド2.0リプレイ 三眼のサーペント(下)』感想。
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