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『MONSTER DAYS』感想。「スケベ角馬! スケベ角馬じゃないか!」

ラノベ感想
03 /11 2014
MONSTER DAYS (MF文庫J)MONSTER DAYS (MF文庫J)
(2013/11/22)
扇友太

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MF文庫Jの第9回新人賞、最優秀賞受賞作品。銃と魔法の現代ファンタジー刑事ドラマ、『MONSTER DAYS』
これは大当たりだったな。ていうかこれ、本当にMF文庫J作品なの!?(←かなり失礼な発言)

MF文庫Jといえば、ライトノベル界のハーレクインといった感じで学園ラブコメが中心のレーベルだと思っていたのに、めっちゃくちゃ熱いバトルアクションものじゃないの。

単に勢いだけのアクションものではなく、銃と魔法、国と警察、種族間の差別や紛争といった骨太な設定が背景にあるのがいいね。
そういった背景を語るのを必要最低限だけに留めて、現在の彼らが直面している問題の解決を中心にしているなど、設定の扱い方と構成がとても上手く、じつに好みに合っていた。

表紙からしてヒロインはロリっ子さんなのかと思ったけど、その子はお姫様ポジションで、別にバディヒロインがいるというのも良い意味で予想を裏切ってくれた。
意外なことに、自分はこちらのバディヒロインであるアルミスさんとの関係のほうが好みだったな。

アルミスはスケベ角馬こと、乙女大好きユニコーン(女性)ということもあり、主人公との恋愛関係もラブコメ展開もまーったく期待出来そうにないのがいいね。
そういったプライベートでは接点が薄そうなバディものという、ある意味ではまっとうなアメリカの刑事ドラマのような関係がじつにカッコイイ。

そうそう。下手に主人公とのハーレムにしたり恋愛関係をごり押しにせずに、こういった淡白な関係で構わないんだって。
口では相手のことを悪し様に言っているのに、戦闘中では息のあったコンビネーションを見せるなど、こういう関係性は大好き。これは本当、予想外の収穫だったな。

文章も、新人とは思えないほどこなれていたね。
こういったアクションもので一人称は鬼門だと思っていたけど、ちゃんと最後まで読ませてくれるだけの筆力があった。
というよりも、文体がほぼ三人称一視点と同じような書き方をしていたから読みやすかったんだろうけど。

バトルアクションものとして、またひとつ好みで続きが楽しみな作品が生まれてくれたね。
1巻は綺麗に起承転結をつけて始まりの物語を見せてくれたので、今後の展開にも期待大ですわ。
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