『ドラえもん 新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~』感想。「95%以上リメイク前と同じ」

藤子・F・不二雄作品感想
04 /05 2014


追記:旧版の感想も書きました。(感想リンク

観てきました。リメイク版『のび太の大魔境』
今回は、まさにリメイクといった内容だったね。
新解釈や新要素をまーったく加えず(それどころか、台詞もほとんど変えず)ただ新しいスタッフで作ったというだけの作品だった。

元の映画は最低でも3、40回は見ているので、劇場ではほとんど間違い探しを楽しむ感覚で見ていたな。
名作のリメイクなだけにお話の面白さは申し分ないんだけど、正直なところ物足りなさもけっこうある。

元々完成度が非常に高い作品だったので、下手に手を加えるよりはよかったと思うけど、ここまで新鮮味がないってのもちょっと、ね。
挿入歌のタイミングまで同じなのに、歌そのものは違うなど見ていて不思議な違和感を覚えたし。

すでに元の作品を見ている人は、おそらく何も新しい発見はないでしょうし、新しい面白さも手に入らないとは思いますが、変なリメイクよりはよっぽど正解なのかな。
(個人的に、リメイク版は結末あたりをちょっと変えた『恐竜』はOKで、『魔界大冒険」が一番のダメダメだったかな)

ちなみに、今回のリメイク版で一番驚いたのはアフリカ原住民たちのシーンがカットされなかったこと。
今日の映像で、黒人が焚き火を囲んで太鼓を鳴らして、槍持ってドラえもんたちを追い掛け回す場面が見れるとは思っていなかったので笑いを堪えるのが大変だった。


以下、気づいた変更点などを箇条書き。
・元の作品で「ドラえも~ん」と叫んでいないので、リメイク版でもなし。
・元の作品は春休み。リメイクは夏休み。
・衛星カメラでアフリカ大陸を撮影するときに「緯度をずらして」という台詞の追加。
・ペコに「お手」「ちんちん」をさせようとするシーンをカット。
・のび太のママがバッグをなくす理由をちょっと追加。
(元の作品は、転んで落としただけ。リメイクでは、火事の野次馬に押されたから)
・ドアを壊すのがワニから神成さんに変更。
・夜中に不気味な音がして、ジャイアンが外を警戒するシーンをカット(記憶違いの可能性有り)
・元の作品では、ペコは船の中で日本語を覚えたと説明していたが、リメイクではカット。
(それだと、けっきょくバウワンコの人たちは何語で喋ってんだよってことになるし)
・バウワンコに行ってから描写がちょっと増える、チッポの両親の出番が増える。
・ペコ、チッポ、ダブランダー以外のバウワンコの人たちの容姿が変わった。
・なぜか、バウワンコに入ってもペコがずっと裸のまま。服を着るのは巨神像に向かう前だったかな?
(元の作品だと、バウワンコに入ったらすぐにペコは服を着た)
・兵士ふたりの出番が追加。(ゲスト声優の役なので)
・馬車を調べられるシーンが追加。
(これのおかげで、サベール将軍が悪人ではないということが描かれるのでかなり正解)
・空飛ぶ船と火を吹く車の造型が変わった。
・爆撃の中、巨神像へ向かうシーンの方向が左から右へ進むように変更。
・サベールの相手がペコからのび太に変わった。決着ものび太がつける。(歯車はなし)
・船のドリルがなくなり、遠吠え砲になっている。
・「巨神の目を狙え」の台詞をカット(『伝説巨神イデオン』のパロディ)
・ダブランダーを追い詰めるとき、ペコが生きていたことを知った国民が奮起する。
・『先取り約束機』との約束を果たすため、食事とお風呂シーンを追加。
・ペコとの別れをちょっと感動的にする。
・冒険が終わった後「大人になっても、こんな冒険できるのかな」という台詞の追加。個人的には、かなりなマイナス点。
(理由はこちらの感想を参照⇒『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』感想。


まいどおなじみ、来年の予告は今回もあった。
ドラちゃんの首に星がくっついて、スーパーマンっぽくマントをつけていたけど、どういう映画になるんだろう?

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感想リンク。
『ドラえもん のび太の大魔境 』感想。
『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』感想。
『ドラえもん のび太のひみつ道具博物館』感想。
『ドラえもん 新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~』感想。
『ドラえもん 新・のび太の日本誕生』感想。
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