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『ソード・ワールド2.0 ルールブックⅢ(改訂版)』感想。「ライダー技能が超パワーアップ!」

TRPG:SW2.0
07 /22 2014

SW2.0のルールブックⅢ。
改訂版が出たので購入しました。

すでに通常版の『ルールブックⅢ』を持っているので、ざっと読んだ限りの大きな違いについて書いてみます。
なお、この改訂版に掲載された新情報は8月20日に発売予定の『ルミエルレガシィ』にも載るそうです。

●『新種族ヴァルキリー登場』
本書の目玉その1。
神に祝福された種族であり、女性しか存在しないというヴァルキリーを追加。

イメージイラストは金属鎧を装備したまごうことなき戦乙女なので、これにはどこぞの姫騎士フェチも大満足でしょう。
輪廻の流れの中で天界に留まるはずの魂が生まれ変わったのではないかという設定だけど、ぶっちゃけなんで女性しかいないのかは謎。

能力値は、じつに平均的。
器用と精神は人間よりやや高くて筋力・生命はほぼ同じ、その代わりやや敏捷・知力が低いという、人間とドワーフを足して二で割ってバランスをよくした感じ。

基本的には前衛向きのパラメーターだけど、生まれによっては知力もそこまで悪い数値にはならず、腕輪などを使えばすぐに全能力ボーナス3を狙うことも十分に出来る。

種族特徴によって同一座標にいる仲間の抵抗やら防護点を上昇させることが出来るなど、ディフェンス面ではかなり優秀。
背中やくるぶしから羽を生やすことが出来るので落下ダメージがなく転倒しなかったりと、地味に便利な能力が揃っている。

精神点も多めなので魔法職をやっても問題ないという、久しぶりに良い意味で普通の能力値の種族が出て来てくれた。

よく考えると、人族の中で技能制限がなく平均的な能力値の種族って、いままで人間とナイトメアしかいなかったんじゃないか?
この二種族以外は、何かの能力値が低かったり技能制限がかかっていたと思うし。
(蛮族PCありなら、ドレイクやらライカンスロープやらウィークリングあたりは全体的に高い能力値だけど)

というわけで、個人的な印象ではけっこう使いやすそうな種族ですね。
改訂版ルールブック3冊で追加された種族(シャドウ・ハイマン・ヴァルキリー)はどれも、扱いやすかったり平均的な能力値を持っているものが選ばれたのかな。

逆に、サプリメントの種族はくせがあるという配分になっているような気がする。フロウライトなんて、その最たるものだし。
『ルミエルレガシィ』で追加される予定のソレイユとレプラカーンはどうなるんだろう。


●『ライダー技能が超パワーアップ』
本書の目玉その2。
いままでかなり使い勝手の悪かったライダー技能が超パワーアップ!

超と書いたのは誇張でもなんでもなく、本当にガラリと変わり運用法がまったく変わったため。
これは、『ウィザーズトゥーム』の妖精魔法くらいの変わりっぷりだよな。

大型・空中・水中騎乗といった前提の廃止、攻撃指令・特殊攻撃指令の廃止によってライダーなら誰でも騎獣に攻撃させたりブレスを吐かせることができるようになったのが大きな変更点。

さらに、騎獣の能力値がライダーではなく冒険者レベルに依存するようになったため、ライダーレベルが低めでもちゃんと騎獣が活躍できるようになったのはとても嬉しい。

いままでのデータだと、ライダーレベルを高くすると騎手が弱くなるし、騎獣もあまり強くないのでどちらも使いづらいというバランスだったし。

その上、高レベル帯になると騎獣は使い捨て前提であるとリプレイの『サーペント』シリーズで証明されてしまっただけに、やっとこさバランスが取れたという変更でしょう。

今回からのデータなら、装備品やら騎芸によって騎獣のHPを上げられるので生存率だけならかなり上がった。
スカイバイクなんて、最大まで鍛えればHP200なんていうわけのわからんことになってるし。
⇒装備出来るアイテムの効果は重複しないようなので、最大は185かも。
どの騎獣も、かなーり強くなっているね。

実際にデータを作ってシミュレーションしてみたけど、初期作成のレベル3・1のフェンサーライダーでもボガードくらいなら騎手も馬も普通に戦えるという按配だった。
強くなったなあ、馬。もはや馬肉とは呼ばせないぞ。

騎獣もそうだけど、騎芸にもいろいろと変更が加えられている。
当然ながら【振り下ろし】(【高所攻撃】に名称変更)は健在なので、攻撃力アップは申し分なし。
こっそり「近接攻撃」から、「近接・射撃の物理ダメージ」に変更になっているので、魔法ダメージには乗らなくなったっぽいけど。

あとは、新しいルールだと【チャージ】の効果がわかりやすいダメージ追加になったので宣言特技を乗せることが出来そうだけど、これって【縦横無尽】と【バランス】があれば《マルチアクション》で魔法も連続して使えるのか?

もし戦闘特技もすべて乗るなら、バトルマスター取得した高レベル帯だと、乱戦エリアに【チャージ】《薙ぎ払い》《魔力撃》を使い、【縦横無尽】《ファストアクション》分でさらに2回同じ攻撃が出来るというアホなことになりそうだけど。


以下、気になったことを箇条書き。
・馬の最大レベルが13とか、レッサードラゴンに魔法を使わせることが出来るようになったのもうれしい変更点。

・新しく追加された騎芸の【威嚇】は、珍しく精神ボーナスでの判定。補助動作で使えるなど、けっこう便利そう。
これでようやく、ドワーフやグラスランナーなどの高い精神ボーナスに日の目が当たるな。

・こっそりキャリッジが消えているのは、マギシューを搭載させると強すぎるからかな?
(長射程のガンがあれば相手につかず離れず一方的に攻撃できるという鬼騎獣)

・ワイバーンやドラゴンの翼から『2回攻撃&双撃』の記述が消えている。これは、翼だと1回しか攻撃できないということなのか?
ドラゴネットには代わりに渾身攻撃が追加されているので、たぶん1回しか攻撃できないんだろうけど。


とりあえず、大きな変更はこのふたつだったかな。
細かいルール部分はまだ見比べていないので、あとは各自で確認してください。

『ルミエルレガシィ』ではさらなる騎獣やらアイテムも追加されるようなので、そちらも楽しみ。
8月が楽しみだなあ。

●『追記』
前のルールブックと読み比べてみて、気づいたところを箇条書きで追記していきます。

・騎獣縮小の札の説明が省かれている。
改訂前だと、札を使える制限が「騎獣の初期レベル」と書かれていたのだが、改訂版では紙面の都合かその記述がカット。
このルールがないと、レベル14以降のレッサードラゴンを札で縮小できなくなる。
⇒でも、契約証だと彫像化できるのか? そのため、ミスなのか仕様なのかは不明。

●『追記の追記』
『ルミエルレガシィ』では、ちゃんと最低レベルという語句が追加されていたのでいままでどおり使えそう。

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感想リンク。
『ソード・ワールド2.0 ルールブックⅠ(改訂版)~Ⅲ』感想。
『ソード・ワールド2.0 ルールブックⅡ(改訂版)』感想。
『ソード・ワールド2.0 ルールブックEX』感想。
『ソード・ワールド2.0 バルバロスブック』感想。
『ソード・ワールド2.0 ラクシアゴッドブック』感想。
『ソード・ワールド2.0サプリメント アルケミスト・ワークス』感想。
『ソード・ワールド2.0サプリメント バルバロステイルズ』感想。
『ソード・ワールド2.0サプリメント ウィザーズトゥーム』感想。
『ソード・ワールド2.0サプリメント カルディアグレイス』感想。
『ソード・ワールド2.0キャラクター&データブック イグニスブレイズ』雑感。
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『ソード・ワールド2.0アイテム&データブック ルミエルレガシィ』雑感。
『ソード・ワールド2.0アイテム&データブック  ルミエルレガシィ』感想。
『ソード・ワールド2.0 ルール&データブック フォルトナコード』感想。
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『ソード・ワールド2.0サプリメント プレイヤーズ・ハンドブック ディルフラム博物誌』
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