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『ライトノベル感想』:『とらドラ!』「『とらドラ!』って、ラブコメなのにヒロインどころか登場人物がまったく増えていないんだよな」

ラノベ感想
04 /28 2015
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今期アニメをぼちぼち消化中。そういえば、『ニセコイ』の第二シーズンも始まっているなあとちまっと見る。
そんな『ニセコイ』だけど、こっそりジャンプで最長連載のラブコメものだったらしい。
そういえば、もう3年以上連載しているもんな。ヒロインも増えたなあと考えていたとき、ふと気づく。

『とらドラ!』って、登場人物据え置きじゃね?

知らない人に説明すると、『とらドラ!』は電撃文庫から発売された竹宮ゆゆこによるラブコメ作品。
主人公とメインヒロインである竜児と大河が、どちらも別のキャラクターに惚れている多角形な恋愛模様が描かれるのが特徴。
2008年にはアニメ化もされ、『月刊アニメスタイル』の創刊号でも特集が組まれたので知っている人は多いはず。

この作品、原作は本編10巻、番外編が3巻発行されのべ3年間続いたんだけど、じつは登場人物がほっとんど増えていない。
主人公の高須竜児と、メインヒロインである逢坂大河。竜児が好きな櫛枝実乃梨と、大河が好きな北村祐作という四人と、2巻から登場するトリックスター的役割を与えられた川嶋亜美の計五人がメインの登場人物。

あとは、北村が惚れている生徒会長やら数人のクラスメイト、先生や竜児の母親である泰子などもいるんだけど、この全員が全員2巻という序盤からずーっと登場している。
連載期間でいえば、三年間のうちの最初の数ヶ月ですべての登場人物が出揃っているといっても過言ではないんだよね。

いちおう、このあとにスピンオフで後輩キャラが出るには出たけど、本編にはまったくかかわってこないときている。
物語後半には大河の両親も登場するも、それはいままでずっと登場しないことに意味のある人物であったことだし。
2巻の時点で本当に登場人物が完結しているのか。

二年生という新キャラを用意しやすい学年にも関わらず、主人公の恋敵どころか先輩・後輩といった新キャラクターを登場させて話をふくらませずに、ただただ竜児→実乃梨、大河→北村の恋愛と、竜児⇔大河というすれ違いを描ききったのか。

自分はほっとんどラブコメを読まないし、少女マンガについての知識も皆無な人なのでよくわからないんだけど、これってラブコメ作品ではどれくらい珍しいことなのだろうか?
(詳しい人がいたら教えてプリーズ)

というか、ラブコメ作品に限らず、ライトノベルで10巻まで続いたのに登場人物がまったく増えないという作品もかなり珍しいと思うし。

ちなみに、川嶋亜美の登場は2巻からなものの、追加キャラというよりは最初から登場のタイミングを遅らせたヒロインであることは間違いない。
アニメ版18話を見るに、彼女は転校生だからこそ竜児たちの恋愛模様に加われなかった人物として描かれているので。

こういった形になったのはおそらく、作者が最初から最後まで話の流れを考えていたからでしょう。
二年生の四月から始まり学年が上がるところで終了と、一年間で綺麗に話を終わらせているし。
(原作とアニメ版では話が終わるタイミングが違うものの、おおむね一年間のエピソードで完結している)

このあたりの、最初から最後までお話の速度をまったく緩めなかったあたりも『とらドラ!』が評価されているゆえんなのかな。
無駄な要素が一切ないというあたり個人的にはかなり好みなので、いまだに語りたいことが尽きない作品です。
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fujimiti