FC2ブログ

ラノベ感想:『バリアクラッカー 神の盾の光と影』「全体的に中途半端」

ラノベ感想
09 /23 2015

囲恭之介著『バリアクラッカー 神の盾の光と影』読了。
第21回電撃小説大賞、電撃文庫MAGAZINE賞の受賞作。

公式HPの紹介にあるゴシック・ミステリーのうたい文句に惹かれて購入。
ミステリはミステリなんだけど、謎解きが中心のいわゆる本格ミステリではなく、サスペンスアクション&冒険ものという感じ。

表紙やイラストのイメージから自分は中世ファンタジーくらいの時代設定だと思っていたものの、読んでみると銃やガス灯や蒸気自動車があるので科学水準は19世紀末から20世紀初頭くらいだと思われる。
(そういえば、主人公が持つ武器、トーナメント・デバイスがどういう技術で作られているのかって説明あったっけ?)

人とレプトイドというトカゲ人間がいる世界。
アイギスという神からの祝福により人は怪我を負わずに健康に暮らしていけるのだが、アイギスを持たないレプトイドはまるで悪魔みたいに扱われている。
そんな世界で、アイギスを無効化するバリアクラッカーという存在が現れ人が殺されていく。

ここからバリアクラッカーの正体とアイギスそのものの謎を解明する冒険小説になるんだけど、その真相がかなりずっこける。

定番ネタであり、それそのものは悪くはないんだけど、それっぽい伏線ってあったかな?
このオチのおかげでファンタジー小説としては微妙となり、かといってバトルものとしては戦闘場面が少なく、サスペンスであったのかといえばそうでもないという、全体的に中途半端な印象しか残らなかった。

別にガチガチの本格ミステリを求めていたわけではなかったものの、この売り文句でこれはなあ。
文章は丁寧で読みやすかったものの、このオチとそこから続く展開のせいで結局すべての印象がぼやけちゃったし。

面白くなりそうな要素はけっこうあったんだけどね。残念。
来月には早くも二巻が発売されるみたいだけど、これは買わないでもいいかな?
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

fujimiti